院長ブログ

2025.04.11更新

春の全国交通安全運動 には、3つの重点目標が定められています。

今回は、重点目標②「歩行者優先意識の徹底」「ながら運転の根絶」「シートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進」についてご紹介します。

この目標は、私たち一人ひとりの運転マナーや安全意識に直結する、とても大切なテーマです。

歩行者優先は「義務」ではなく「思いやり」
道路交通法では、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいた場合、ドライバーには「停止義務」があります。
しかし実際には、横断歩道で止まる車は全国平均で3割程度(JAF調査)とも言われています。

歩行者を見かけたら、スピードを落として目を合わせてアイコンタクトをとる。
この一瞬の思いやりが、命を守る行動につながります。

ながら運転は、すでに罰則対象です
スマートフォンやカーナビなどを操作しながらの運転は、視線が逸れるだけでなく、
注意力・判断力が大幅に低下する非常に危険な行為です。

特に自転車においては、2024年11月の道路交通法改正により、
運転中のスマホ操作に罰則(懲役または罰金)が設けられました。
ながらスマホが原因で事故につながった場合には、より重い処分となる可能性もあります。

「少しだけなら大丈夫」と思わず、運転中はスマホに触れない。
その意識が、自分と周囲の命を守ります。

命を守る装備、正しく使えていますか?
後部座席のシートベルト着用率は、いまだに前席よりも大きく下回っています。
「短い距離だから大丈夫」ではなく、すべての座席でシートベルトを着用することが当たり前の意識を持ちましょう。

また、チャイルドシートも体格に合ったものを正しく取り付けることが重要です。
6歳未満の使用義務だけでなく、事故時の被害を軽減する命綱であることを、私たち大人がしっかり理解しましょう。

投稿者: アクア整骨院